エストニア人の彼と結婚の話が上がったり現地での就職も決まったり大忙しな 2020 年。きっとこれから数年はエストニアに住むんだろうなあと感じ始めていたのでずっと先延ばしにしていた運転免許証の切り替えを行うことにしました。
日本の免許証が平成 33 年 3 月 3 日に切れる!キリが良すぎてつい叫びたくなるんだけど、これあと数か月で切れてしまうやつ。今年はコロナウイルスの影響もあって年末年始に買ったフライトもキャンセルされてしまったし正直逃げ場がありません。とはいっても、やむを得ない事情があれば伸ばせるらしいので海外在住者は多少更新期限を過ぎても帰国できなかったことを証明できれば何とかなるとは思います、いや知らんけど。そしてなにより原付、普通自、普通二、大型二を別々に取ったやたら高い免許証を捨てるわけにはいきません。そういうことで、エストニア免許証への切り替えを決意しました。
平成33年は存在しないので、本当の失効日は令和3年3月3日です。(どうでもいい)
ウェブサイトを見た結果、どうやら「エストニア ID カード」「日本の運転免許証」「免許証の翻訳」が必要らしい。運転は結局していないものの国際免許証(英語やロシア語が書かれている)を取得していたので翻訳されたものとして持っていくことにしました。
必要書類をもって Mustamäe にある Maanteeamet に向かいました。コロナウイルスの影響か、寒い中、外で受付番号を整理していました。3 つの必要書類を持って行くと「国際免許証は日本の免許証ではなく別の免許証だから切り替えには使えない」と即突っ返されてしまいました。とはいえ、国際免許証はあくまで(日本の免許証の)翻訳の扱いで日本国外で運転するときは国際免許証と日本の免許証を携帯する必要があると言われていたので、「これが公式の翻訳でこれ以上のものは日本からもらえない」と伝ええましたがダメの一択。諦めて車に戻って一度家に帰りました。
日本語の翻訳をエストニアでするのは難しいだろうと思いながらも何語(英語やロシア語でも可能?)に翻訳すればいいかを確認するために Maanteeamet に電話をかけました。親切にも話を聞いてくれた結果、国際免許証があれば翻訳として十分と伝えられました。わたしは最初からそうだろうと思っていたので、情報が錯綜していることに少し失望しながらももう一度戻ることしました。
別の窓口の方が丁寧に対応してくれたのでコピーを取ったり諸々して 20 分ぐらい待っていたところ「免許をいつ取得したのか分からないから翻訳がいる」と言われてしまいました。確かに日本の免許証分かりづら過ぎて正直わたしもどのタイミングで「原付」「普通自」「普通二」「大型二」を取ったのか分からないし、それが表面と裏面散り散りに書かれていて平成表記(西暦ですらないし年号も古い)なのでどうしようもないです。ここは諦めて帰るしかないと分かったものの、全体を通して 2 時間近くかかった割に誰も正しい情報を知らないことにはかなりガッカリしました。
日本の免許証、やたら分かりづらいし面倒くさいので翻訳は必須っぽいです。もし EU と同じカテゴリと西暦を使っていたら翻訳なんて要らなかっただろうなあと思いながらも諦めて公式に翻訳をお願いしようと思います。ちなみに現時点で筆記試験と実技試験を受けないといけないことが分かっているのでこれも勉強しないといけないです。ちなみに非エストニア語話者の人は筆記試験は英語可能、実技試験は通訳が必要らしいです。そもそもほとんどのペーパーワークがオンラインで完結するはずのエストニア、たかが免許の切り替えなのになんでオフィスに行かないといけないんだろう?
この日はそれなりに不機嫌になってしまって帰り道に彼氏と少し喧嘩してしまったんだけど、彼氏が帰宅するときに薔薇とわたしが好きなピザとわたしが好きなお菓子を買ってきて「さっきはごめんね、愛してるよ」と抱きしめてくれました。もちろん、わたしも同じタイミングで不機嫌になってごめんと謝りました。どうしようもないことにへそ曲げてもしかたないけどやっぱり機嫌が悪くなってしまうことがあるのでもう少し大人にならないとなあって毎回思います。こういう気遣いは何年経っても大事にしたいです。