エストニア 海外

エストニアから衆議院選挙2021に投票した

エストニアから衆議院選挙2021に投票した

選挙は国民の権利なのでしっかり行使したい。

エストニアに住んで3年と少し、最初の一年は住民票すら移していなかった。 そもそも在留届の存在も知らなかったので大使館から連絡が来ることもない。 そんな中、国際結婚の手続きで何度も大使館に足を運んでいると在外投票人の登録とやらのポスターを見かけてちょうど衆院選が近づいていたのでパスポートと同時に在外選挙人証の申請をすることにした。

詳しい情報は在エストニア日本国大使館を確認してください。

在外選挙人証の登録

必要なもの

  • 日本国の旅券(パスポート)
  • 在外公館の選挙管轄区域内に居住していることを確認できる書類(エストニアのIDカード)

これ以外にも在留届を出している人しかできない(三カ月以上住んでないとだめ)とかいろいろあるっぽいけど省略。

申請書っぽいもの

大使館にはいつも通り事前にメールで予約をしてから訪問、コロナ禍だからかもしれないけど。 日本人の方がいなかったのでよく分からないまま紙を渡され、申請用紙を埋めた。 これでいいのかな?と思いつつ、紙一枚だったと思うのですぐに終わった。 自治体によるけど1-2か月で終わると言われていたので結構衆院選ギリギリ間に合うか間に合わないか微妙な感じになってしまった。

在外投票

在外投票期間はかなり早い。なんと公示日の次の日から数日間。場所によっては1日しかなかったりとかなり選挙の難易度が高かったりするらしい。 ちょうど一か月前ぐらいにほんの数分で電子投票を済ませるエストニア人パートナーを見てきたので、あまりに対称的な手続きの煩雑さに泣きたくなる。

ちなみに在外選挙人証は公示日、つまり投票開始日の前日に届いた。あまりにギリギリすぎるけど一か月ぐらいだったので最短で済んだ気がする。わたしの無計画さに関わったすべての人に感謝したい。

投票所

自分の分かる範囲にはなってしまうけれど、しっかり調べてから投票したかったのでなかなか焦りながらにはなったけど小選挙区も比例も決めてから大使館へ向かう。 投票は予約はなしでそのまま行けるらしい。身分確認のために旅券を持っていった気がする。

大使館に着くと日本人の大使館員2名がいて、最初に在外投票人証の受け取った。そこから何枚か紙やら封筒やらに名前と住所等を書いて投票所にある四角いアレの中で投票用紙に書く。 小選挙区は地域ごとに分かる分厚い名簿が置かれていて、公示日から1日で全部作ったと思うと頭が上がらない。

まとめ

今回の選挙は自分の中で推し政党みたいなのがあったので、選挙速報も最後までリアルタイムで確認したりするぐらい面白かった。 自分の意見が完全に反映されるわけではないけど、「この中ならなんとなく一番好きかも」と思える候補者や政党を「推し」だと思って応援すると選挙は楽しい。

(前回の衆院選は18歳になって初めての選挙だったので朝一番に地元の公民館に並んで一番目の投票者になって結構楽しかった)

在外邦人は国民投票ができないのを知ってとても悲しかったので、次にはできるようになってほしいと心から願う。