エストニア 国際結婚 結婚準備

エストニア人と国際結婚の手続き

エストニア人と国際結婚の手続き

結婚自体めんくさいけど国際結婚って更にめんどくさい!と一番最初に書いておきます。わたしの場合は今週からフルタイム勤務が始まったほかにも卒業(というか卒論)、結婚、新居の建築、ビサの更新など大量の書類が待ち受けているので少しでもほかの方の参考になれば幸いです。今年中に全部ちゃんと終わらせる予定です。

わたし自身エストニアの国際結婚についてをこの記事にまとめていますが最終的にはかならず公式との確認を取るようにしてください。

国際結婚をまとめたブログは確かに多いんだけどエストニアはなかなか探せない。この記事を書く前には大使館にもかなりお世話になりました。ありがとうございます。

結婚の種類

結婚の種類って?という感じですが、エストニアは事実婚をしている人が多かったりします。今回は法的な婚姻の手続きの話をするのでちょっと別。国際結婚の場合は日本で婚姻してから外国に報告する場合と外国で婚姻してから日本に報告する場合があります。わたしたちはエストニア在住なのでエストニア方式で結婚してから日本に結婚を報告する形を選びました。

エストニア式での婚姻

すべての情報はTallinnの公式サイトから見られます。以下は公式サイトの引用(英語部分)とコメント。

  • a joint written application;

エストニア語版婚姻届。公式サイトからダウンロードできます。エストニア語で書かれているものの日本の婚姻届よりも明らかに難易度の低い書類です。オンサイトで書くので事前の準備の必要はなし。

  • identity documents;

確実なのでここはエストニアID(学生TRP)を使います。日本語で書かれているものは公証が必要っぽいのでパスポートかエストニアのIDあたりが良さそう。

  • birth document, in case the birth details of a prospective spouse are not in the population register;

エストニアにわたしの出生情報はないので、出生証明を在エストニアの日本大使館で取得(英語)します。

タリン市に電話で確認しましたが、「過去に6カ月以上エストニアに住んでいる」「エストニアIDやTRPを所持している」「在エストニア日本大使館で取得する」等の条件の下ではアポスティーユ不要と言われました。他にエストニア人と結婚をされた日本人の方の話を聞いたところ、出生証明と婚姻要件具備証明書にはアポスティーユが必要だったとのことです。これは市や窓口、個人のステータスによっても変わるのでとりあえず提出してみて様子見するかアポスティーユをもらってきてからのほうが良さそうです。

  • in case one of you has been married before: divorce certificate or evidence, divorce judgement from a court, spouse’s death certificate (or evidence) or judgement that repeals the marriage, if there is no data in the population register;

過去に婚姻したことがないので省略。

  • certificate of legal capacity to contract marriage in case the prospective spouse’s place of residence is in a foreign country or he/she has lived in Estonia less than six months;

結婚できる能力を示す書類なので日本のものだと婚姻要件具備証明書です。いわゆる独身証明。

  • document proving the legality of a foreigner staying in Estonia in case he/she is not an European Union citizen;

EU市民じゃないので滞在ができることを示す必要があります。わたしは学生としてTRP(短期滞在許可証)を所持しているのでこれでいきます。

  • document evidencing payment of the state fee;

30ユーロかかるので事前に銀行に振り込んで印刷すればよいらしいです。

  • if required, a court ruling regarding the expansion of active legal capacity of a prospective spouse who is a minor;

該当しないので省略。

  • if required, a document certifying the elimination of other hindrances to the contraction of marriage.

該当しないので省略。

A foreign document must be legalised or confirmed with an apostille, unless the international agreement states otherwise. A document in a foreign language must be translated into Estonian, Russian or English, except when the document is in Russian or English. If the documents have been translated, the evidence shall be submitted with a translation confirmed by a notary authority, consular officer or sworn translator.

ちなみにいずれの書類も言語はエストニア語、ロシア語、英語のどれかというかなり優しい仕組み。前書いたけど現時点でエストニア語と日本語のsworn translatorはいないので英語という選択肢が増えただけでも有難すぎます。ここで気になるのが出生証明や婚姻要件具備証明書に関してですが、在エストニア日本大使館に問い合わせたところ「戸籍謄本原本を見せてもらってコピーを渡せば2つとも英語で発行できる」と回答をいただきました。外国の書類はアポスティーユが必要とのことですが上に書いた通り、例外もあるようです。

エストニアの行政機関に婚姻届けを提出する際に必要とされる、「出生証明書」及び「婚姻要件具備証明書」は在エストニア日本大使館にて発行できます。戸籍謄本に記載の事項を証明することになります。(在エストニア日本大使館

日本式での報告的婚姻届

すべての情報は在エストニア日本大使館の公式サイトから見られます。以下は公式サイトの引用(箇条書き部分)とコメント。

  • 婚姻届 2通 (日本人同士の場合 3通、大使館に様式があります)

婚姻届は見るだけで明らかに寒気がする内容。特に国際結婚だと何書けばいいの?みたいなものばかりで辛かったのでこの辺は在アメリカ日本大使館の婚姻届記入上の注意が出しているものを参考にします。エストニア大使館からも婚姻届に関する疑問の回答をいただいたので、以下引用します。

押印について、印鑑をお持ちでない場合には、拇印や署名だけでも問題ありません。 外国人の場合、署名(サイン)でよいとされています。カタカナで名前の読みを記入頂くことがあります。 報告的届出の場合、証人は不要となります。(参考までに、創出的届出の場合にあっては、外国人でアルファベット表記でも問題ありません。)(在エストニア日本大使館

つまり海外在住者の悩みである「印鑑がない問題」「証人そもそも誰がなれるのか問題」は解決します。両方不要なので。基本的に住所や名前の部分は在アメリカ日本大使館のページを見れば分かると思いますが、住所を翻訳しなければならないのはなかなか面白いと思います。Harjumaaはハリュ県だしAkadeemia Teeはアカデーミア通り。世帯とか同居とかの問題はよく分からないですが、エストニア版婚姻届同様、大使館でも書くことができるのでその場で聞こうと思います。事前に書いてくるのもOKと電話で確認しましたが、プリンタの能力的にA3が刷れないので現地で書きます。

  • 婚姻証明書( Extract of Marriage Certificate ) 2通(日本人同士の場合 3通)
  • 婚姻証明書の和訳文 2通 (日本人同士の場合 3通)

エストニアでの婚姻証明書に和訳文は流石にいらないでしょという見解だった訳ですが、日本大使館に確認したところ「本人でもいいので何が書かれているかを和訳するように」と言われました。

  • 戸籍謄(抄)本(3ヶ月以内を基準として可能な限り新しいもの) 2通(日本人同士の場合 夫・妻共に 各2通)

日本から取り寄せる必要があります。3か月以内というのもなかなか厳しいところ。

  • 双方の旅券(注2)
  • 外国人配偶者の旅券の和訳文 2通 パスポートに和訳文は流石にいらないでしょという見解だった訳ですが、日本大使館に確認したところ「本人でもいいので何が書かれているかを和訳するように」と言われました。

日本で取得する必要がある書類

日本の書類は大抵戸籍謄本が必要になります。既に海外在住の場合は基本的に親などに頼んで代理取得、それを現地へ送ってもらう必要があります。マイナンバー制度が進めば数年後には大使館でも取得できるようになるはず。あとは在エストニア日本大使館で取得できるものばかりなので、最低でも戸籍謄本の原本が1枚(報告的婚姻届)とコピー(出生証明や婚姻要件具備証明書など)を数枚もっておけば大丈夫という結果になりました。わたしはまだパスポートの名義変更などの手続きが待ち構えている気がするので念のため家族には3枚お願いしました。またアポスティーユが必要である場合には外務省とコンタクトを取る必要があるのでそちらも確認しましょう。

まとめ

ここまで来るのにもなかなか時間がかかりますが、名字変更する場合はこの後にも大量の手続きが待ち構えてます。わたしはエストニアではエストニアの名字、日本では日本の名字を名乗ろうと思っています。決して日本の銀行やら免許やらの名字変更が面倒くさいからというわけではないです。いやまあそれは本当に面倒なんですけど、日本では日本の名字があったほうが家探しや仕事探しに不便がないしエストニアでも口頭で名字を説明したりするときに"普通の名字"でいたほうがスムーズになる気がしています。数年間外国人として暮らしてきた結果、やっぱり現地人に混ざったほうが楽だと気づいてしまったわけです。この辺は個人の好みなのでなんでもいいんですが、未だに結婚と名字変更のタイミングを迷っています。早いところ手続きをしてしまったほうが楽だとは思うけど、いろんな問題があるわけで…

卒業するときのディプロマの名字は?学生ビザのあとパートナービザ?労働ビザ?そのときの名字は?名字変更のパスポート更新に一か月かかるVS夏に日本に帰りたいVSコロナウイルス

とはいえズルズル引きずるメリットもないので、もう少し相談したり計画したりでなんとか進めていきます。結婚準備に関しての記事が見たい方はこちらからどうぞ。