ネタバレをすると初診(6w)の時点でつわりが始まって安定期(16w)あたりには落ち着きました!症状は人それぞれとはいえ、つわりレポを見ていると妊娠悪阻の方が多い印象で「たまごクラブに書かれてるような平均的なつわりレポ、少なくない?」と思ったので超個人的な体験を書いてみることにした。執筆時点は妊娠 19w です。
フライングして 4w で妊娠が分かり喜びもつかぬ間、5w あたりからなんとなく不快感が出たりする。それでも元々最低限みたいな生活(風呂もこまめに入らないしご飯も適当)だったからか、一人で問題なく日々のタスクをこなしていた。
ちょうどこの時期(5w)にマクドナルドのドライブスルーで夜ご飯を買ったんだけど、いつもはそこまで気にならない紙袋の匂いで吐きそうになって車の窓を全開にして戻った。旦那には「こんなの見たこともない、変だ!」と言われたけど、まだつわりが始まってる自信もなかったしなあなあに。数日後に旦那がテイクアウトしてきたマックを別の部屋で食べてもらったりしたので、今思えば匂いづわりが始まってたんだと思う。このあたりから匂いのせいで料理がほぼ一切できなくなった。
6w あたりから朝に吐き気がするようになった。まだ全力で吐けるほどでもなかったから、とにかくトイレで唾を吐く。これだけでも少しだけ楽になった。あとよだれづわりというほどじゃないかもしれないけど、寝て起きてからの唾液もとことん無理(飲み込めない)で、毎回台所にペッと吐いていた。吐き気が始まって数日後には食べたものを吐くようになった。空腹だと気持ち悪くなる上に吐けないから朝が一番辛い状態、夕方は多少マシだったと思う。毎日 1-2 回吐いていたし食べる量がかなり少なかったけど、水は飲めていた(吐くために飲むこともあったけど)しご飯も食べれていたから一般的な吐きづわりだと思う。
食欲もほとんどなかったので、食べやすい果物を食べていた。お気に入りは桃とメロンで、旦那が帰ってきた時にまとめて切ってもらって冷凍した。それ以外はゆかりご飯ぐらいしか食べてないと思う。スーパーでインスタントスープやらお菓子やら色々買い溜めしたけど、偏食が酷くなってほとんど手につけなかった。
元々ロングスリーパー(夜は 9h 以上寝る、ついでに昼寝も 1-2h する)だから正直これはどこまでつわりのせいか分からないけど、いつもよりやや多く寝ていたかもしれない。単純に起きていると気持ち悪いから寝る、寝ているときだけは楽だからみたいなのはあったと思う。
両親には妊娠検査薬の陽性が出た時点で妊娠を報告した。初診後に兄と姉、そしてつわりが始まったこともあり(本当は 12w まで待とうと思っていたけど)直属の上司にも報告。つわりで体調が悪いのにまだ報告は控えたほうが良い段階(流産可能性も大きい)というのは本当に理不尽。今思えば残念な結果になったとしても全力で報告したほうが負担が少なくなったんじゃないかと思う。
毎日吐きながら 2 週間ほど一人でアパートで過ごしていたけど、そろそろ日々の家事も出来なくて食べ物にも困ってきたし動くのも辛かったから旦那がかなり心配していた。ちょうど 3 週間ぐらい仕事の休みをもらっていたので義実家の方でお世話になることにした。本当はヨーロッパの何処かにバカンスに行きたかったけど、どう考えても体調が最悪だった。その前後も辛かったけど、ピークは 8-10w あたり。
実家に里帰りつわりする人がいても義実家に行く人はなかなか少ないよなあと思いつつも、図々しいかつ色々限界だったわたしはご厚意に甘えて義実家へ。家事はもちろん一切せず、ほとんどベッドかソファで寝たきり。酷いときはスマホを触る余裕もないし時間が進むのが死ぬほど遅くて、寝るのが一番の楽しみになった。毎日 2-3 回吐いていたけど、義母が作ってくれたご飯(柔らかく炊いた枝豆ご飯等)を食べてひたすら休む日々。ご飯も最初はもっと健康的なスープやら肉やらを出してくれていたけど、つわりによる偏食でにんにく、玉ねぎ、肉全般、卵諸々が一切ダメでなんとか食べられるかつエネルギーが取れるご飯をリクエストしてた。義実家で何もせずに寝転んでる嫁でかなり図々しかったけど、優しくてパワフルな義母はかなり気にかけてくれて本当にありがたかった。しかも八人産んでるので大ベテランママ。義母はつわりは酷くなかったみたいだけど「妊娠期間は辛いよね」と寄り添ってくれた。当たり前のように旦那もわたしができる限り楽になれるようにといたれりつくせり状態で、改めて「この人と結婚して良かった」と思った。
それでも、いつ終わるのか分からない恐怖と吐き気やら嘔吐やらでとにかくずっと体調不良が辛くて精神的にも参ってしまって勝手に涙が出ることもあった。つわりが落ち着いてから考えてみたら一ヵ月以上連続で吐いているのに普通の精神でいられるほうが凄いかもと思う。それでも耐えられたのは義母と旦那、日本の家族が支えてくれたおかげ。産前産後の恨みは一生と言うけれど、同じかそれ以上に辛い時に受けた恩は一生忘れないと思う。
バカンス(仮)明けはアパートに一人戻る予定だったけどつわりが良くならなかったので里帰り延長。仕事のためにソファ前にモニターを移動してもらった。コンバインド検査を受けてからはチームメイトにも妊娠伝え、横になりながらだったりしんどいときは休憩を入れたりと今まで以上にフレキシブルな働き方をさせてもらった。リモートワークでよかったと改めて感謝した。
最終的に 1 ヶ月半ぐらい義実家にお世話になった。元々 2 週間ぐらいの予定だったのに一向に回復しなかったから仕方ないといえば仕方ないのかもしれない。産休短くしていいからつわり休暇を作って欲しいとかなり社会に願わざるを得ない計 2 ヶ月だった。(後期づわりと呼ばれるものがあるぐらいだから産休もつわりで苦しんでいる可能性もなくはないけど…)
12w 過ぎた頃から少しずつ吐く回数が減り、16w で吐きづわりは多分終わった!という感じ。ネットで見ると胎盤が完成するとホルモンが安定すると言うけどまさに 16w あたりが変化だった。英語で調べると first trimester(-12w)でつわりは落ち着くって言われてるけどこれを見て結構絶望したので安定期(16w)を希望にして待ってた。それでも 16w に 2 回、19w に 2 回嘔吐してるから少しでも食べ過ぎたり動きすぎたりすると平気で吐く。今は無理しなければ嘔吐こそしないものの、胃の膨満感(ゲップが出来ない)や便秘で毎日夕方まで気持ち悪いし、産むまで続くのかなあと諦めモードに入った。
元々小柄なのにつわりで 4kg(8 ー 9%)体重が落ちてしまい、執筆現在(19w)も妊娠前より 1-2kg 落ちたままだったりする。食欲もつわりの時に比べたら圧倒的マシだけど、普段(元々少食)の量食べると胃が苦しくなりがちだからこまめに食べようと努力中。まあでも体重はこれから一気に増えると言うので、今もつわりのときもとにかくこれ以上減らさないように食べるのが大事だと思ってる。
振り返ると吐く頻度も吐いた期間もほぼ平均的(か少し重めぐらい)なつわりだったと思う。それでも人生で一番辛い時間だった。母は強い。