エストニアの税のシステムはかなりシンプル、何年か前から現在の方式が始まったようです。
ちなみに当日、いやむしろ前日の夜からフライング確定申告する人が多すぎてサーバーが落ちるのでEスポーツと呼ばれていました。さすがに途中から人数規制が入ったようだけどめちゃくちゃ笑いますね。
この記事はチュートリアルではなく個人の感想をまとめたものです。
エストニアの企業に勤めていると自動で2割ぐらいの所得税がひかれます。それを2月から4月にかけて払いすぎていないか(足りているか)を調整するのが本日から始まりました。 美味しそうな名前のmaasikasと呼ばれる公式サイトですべて完結します。エストニア語、ロシア語、英語に対応しているのでエストニア居住者はほとんどが言語で苦労することはなさそうです。
ID-card(カードリーダー使用)だったりSmart-ID(スマホから認証)だったりとログインの手段もいろいろあります。わたしは電子署名もなんでもスマホで完結するのが好きです。カードリーダーはパソコンに挿さないといけないし、IDカードを取り出すのも面倒くさかったりします。
混雑時に頑張って参入した彼曰く、一番安定してつながったのは銀行経由らしい。
ログインしてすぐのダッシュボードはかなりシンプルで分かりやすいですね。払いすぎた所得税が返ってくるのは左です。ごちゃごちゃした文字が並ばないおかげで手続きがスムーズです。
わたしは夏インターンのお給料分だけなので大きな額ではないですが、それでもこうやってまとめて見れるのは嬉しいですね。ちなみに不動産収入やら他諸々も全部まとめてこのページで見られます。
上の収入等を確認したのちにどれだけ返ってくるのかが表示されます。収入によってどれだけ返ってくるのか変わりますが全部コンピュータが計算してくれます。そしてなにより寄付までできるところ、かなりヨーロッパっぽくて驚きました。
今回は人生で初めての確定申告でしたが、あまりにすぐに終わってしまったので未だに実感がわかりません。日本の確定申告事情を一切知らないので比較すらできませんが、電子国家の恩恵もちょこっと受けれているんじゃないかと勝手に期待しておきます。とりあえず、大人の階段をひとつ上った気分です。